【哲人塾・名講義録】生きる意味について分からなくなったときに
【中村三郎】
こんにちは、はじめまして、木田さん。
今日は、深い悩みがあって、相談したいということだけれど、いったいどういった心労があるんだい。
【木田さん】
塾長さん、こちらこそ、はじめまして。
宜しくお願いいたします。
実は、いま、自分の人生を生きる意味そのものが分からなくて、途方に暮れてしまっているんです。
【中村三郎】
なるほど、非常に漠然とした煩悶、悩みだけれど、まともな思考回路を持つ人であれば、誰しもが一度は考えることになる事項だね。
いいよ、大丈夫、僕たち哲人塾の人生哲学講師には、非常に的確な答えが準備できている。
それでは聞くけれど、いま木田さんは、仕事とか私生活とか、とても大変な時期だったりする?
【木田さん】
いえ、それほどの、修羅場という局面ではないと思います。
塾長さんがおっしゃるのは、たとえば仕事で大きな失敗をしたとか、大失恋をしたであるとか、大切な人と死別したなどの、そういったことですよね。
【中村三郎】
そうだね、そういう質問になるね。
なるほど、了解、木田さん自身でも、さほど逆境ではない、という意識があるんだね。
【木田さん】
はい、そうです、自分自身でも、いまは人生のどん底とか、修羅場とかではないと意識しています。
でも、人生を生きている意味が分からなくなるという、その捉えどころの無い問いかけに対して、自分自身で、答えを打ち出せずにいるのです。
そこで今回は、哲人塾の、人生哲学や生き方のプロ講師の方に、指南を乞いたく思った次第だったりします。
【中村三郎】
うんうん、木田さんの現状、よくわかったよ、本当にありがとう。
その上で人生哲学者としての見地から述べさせてほしいんだけど、実のところ、「生きている意味がわからない」という悩みとか漠然とした空虚さは、あるていど物質的に満たされている、わりかし飯を食えているシチュエーションにおいて生じることが多いんだ。
【木田さん】
えっ、本当ですか、一体、何ででしょう。
【中村三郎】
生活にさほど困っていないという人において、人生の意味を見失う場合が多いということについて、わかりやすい例を出そう。
たとえば、そうだね、食べるものに困っていたり、生活インフラが貧弱だったり、という観点からすると、日本は高度経済成長期から遡って、さらに敗戦直後、昭和の軍国時代、大正、明治、江戸、…というように歴史年表を逆に吟味していっても、どう考えても平成の今のほうが、それらよりも恵まれている。
たしかに、若者がお金に困っていたり、社会福祉システムがこれからどのように維持されていくのか、などの問題は全くの未知数だし、不安ばかりの世の中だと言われているけれど、きわめて客観的に見たら、平成の今ほど餓死者がいない時代は無いと思うし、そして、衣食住においても完備された環境はなかった。
だいいち、医療技術が近代以前にはまったくの原始的なものだったから、心身の病に対する対応策には雲泥の差があるはず。
医療システムが格段に進化したことで、病や大怪我で死ににくくなったということも、平成の日本がただ単純に動物として「生きていく」うえでは、有史以来、最高の状態だということの大きな理由ともなる。
しかしながら、ただ生命を維持する環境が整っているということは、実際は、人間の心の満足、幸福度にはさほどの貢献をしない。
孟子は「恒産なくして恒心なし」と論破したけど、それは食えていれば犯罪に走らないという程度の意味であって、心の幸福度のバロメーターとなるものではないはずだよね。
【木田さん】
ということは、いま私が直面している、なんとなく虚しくて、生きている意味を見失っているというような喪失感は、食べ物とか生命そのものに困っている時代には無かった悩みであって、現代日本に特有のものなのですか。
【中村三郎】
うん、日本だけじゃなくて、世界中の食えてる国において、同様の「生きている意味がわかりません」という悩みとか不安が蔓延している。
いま僕は、生活インフラが整いすぎていて、お金は少なかったとしても、ただ食糧を食べていく悩みが無いという状況において、生きている意味を見失いがちであると言ったけれど、それだけじゃなくて、現代人の特徴として、過去の時代の人たちとは大きく異なる点があるんだ。
それは、多くの専門家や論者が見落としがちなところなんだけれど、僕は、その点こそが、現代の人たちが人生の意味を喪失しているということの、大きな理由なんだと考えている。
【木田さん】
えっ、生命を維持していくのに困らないということだけじゃなくて、それ以外にも、先進国の現代人と過去の人たちとの間に、なにか違いが存在するのですか。
そして、そのことが、生きる意味が分からないという問題に、答えを与えてくれるものなのでしょうか。
【中村三郎】
そうだよ、少なくとも僕たち哲人塾の人生講師たちは、そう考えている。
昔の人たちにあって、現代人には欠けているもの。
それはずばり、人類が2千年以上も温めてきた、真の人生学、思想哲理、自己啓発理論だ。
一言で言うと、「本当の教養」ということになるかな。
【木田さん】
本当の教養、ですか。
実学のようなものですかね。
そのジャンルには、いったいどのような学問があって、そして、それらは通常の学校教育では教われないものなのでしょうか。
【中村三郎】
そこが重要なんだ、残念ながら、現在の日本の義務教育ではゼロ、そして高等教育機関においてすらも、「本当の教養」すなわち使える実学について、ほとんど語られていない。
率直に言ってしまうと、これまでの近代以前の時代を生きてきた人は、それこそ科学技術が未発達だったので、そういった「真の学問」に関しての知識と理解は、現代人の比ではないほどに持っていたんだ。
福沢諭吉が、そもそも、「実生活に役立たなければ、ぜんぜん学問とは呼べないよ」というように看破していたにもかかわらず、いまの学校教育が実学と縁遠くなってしまったことは、本当に危機感を感じるよ。
今でこそ、本当の学問、実学というものは、一部の特権階級、エリート層、社会のリーダーたちが、その価値を認め、自分の一族の力を維持・発展させていくためにこっそりと学び取っている。
近代以前だと、そういう教養、学問を修めていないと、立派な社会人として認識されなかったものなんだけれど、いまは、見かけの学歴などに、その焦点が合ってしまっている。
過去には松下村塾とか、イケてる私塾などがその情報の中心として機能していて、そこで学んだ人たちが、国をも動かす逸材に成長していったんだね。
【木田さん】
それは、聞き捨てなりませんね。
つまり現代人は、普通の教育を受けていては、実学について学ぶ機会が無い。
そして、社会の指導者層だけが実学の持つ、そのパワーを見抜き、活用している。
ひいては、いまの一般人はその知識が無いから、人生の意味を見失ったり、変に狼狽したりするということなのですね。
結局、実学、真の教養には、いったいどのような学問が含まれるのですか。
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